雨の日や平日は客足を読みづらく、空席が見えてから慌てて告知しても、十分に届かないことがあります。大切なのは、Instagramと公式LINEを同じ内容の配信先として扱わず、それぞれの役割に合わせて使い分けることです。
値引きだけに頼らず、来店のきっかけをつくる投稿とクーポンの設計を具体的に解説します。
Instagramと公式LINEは届く相手が違う
Instagramは、まだ来店したことがない人にも写真や動画を通じて店の魅力を知ってもらえる媒体です。料理の湯気、店内の雰囲気、駅からの行き方などを見せ、まず候補に入ってもらう役割に向いています。
一方、公式LINEは、すでに店に関心を持ち、友だち登録している人へ直接案内できる媒体です。今日や今週の来店を後押しする情報とは相性がよい反面、配信頻度が高すぎたり、毎回値引きだけだったりすると通知を負担に感じられる可能性があります。
- Instagram:認知を広げ、行ってみたい理由を伝える
- 公式LINE:関心のある人に、来店する理由と期限を伝える
空席の状況から使う媒体を決める
最初に確認したいのは、空席が発生する時期と緊急度です。毎週火曜日の夜が弱いなど傾向が見えている場合は、数日前からInstagramで過ごし方を提案します。当日の雨で急にキャンセルが出た場合は、Instagramストーリーズと公式LINEを組み合わせる方法が考えられます。
判断前にそろえる情報
- 空いている日時と席数
- 来てほしい客層と利用場面
- 予約の締切時刻と予約方法
- 提供できる特典と利用条件
「空席があります」だけでは、読み手は自分向けか判断しにくいものです。「雨の日の仕事帰りに、温かい料理をゆっくり楽しみたい方へ」のように、利用場面まで示すと内容が具体的になります。
Instagramは来店後の体験を想像できる投稿にする
平日の集客では、空席そのものより、空いているからこその価値を伝えます。たとえば「会話を楽しみやすい」「料理をゆっくり選べる」「少人数の食事に使いやすい」など、実際の営業状況に合う魅力を言葉と映像で示します。
雨の日のストーリーズ例
「本日18時以降は席に余裕があります。店内を暖かくしてお待ちしています。ご予約はプロフィールのリンクから」のように、状況、魅力、行動の順で短くまとめます。入口から席までの動画や、雨の日に選ばれやすい温かいメニューの写真を添えると、来店後を想像しやすくなります。
通常投稿やリールでは、平日限定メニュー、混雑しにくい時間帯、最寄り駅から濡れにくい道順など、後から見返せる情報を蓄積します。当日だけの告知と、今後の選択肢になる投稿を分けることが重要です。
公式LINE限定クーポンは条件を明確にする
公式LINEでは、誰が、いつ、何を受けられるかを一度で理解できる設計にします。割引率を大きくする前に、対象時間を限定した一品サービス、雨の日限定の追加メニュー、平日早めの時間帯の特典など、客単価を崩しにくい内容を検討します。
配信文に入れる項目
- 配信理由と対象日時
- 特典内容と利用条件
- 予約方法と受付期限
- 他の特典との併用可否
たとえば「本日17時までのご予約で、18時から20時のご来店時に小鉢を一品サービス。予約時に『LINEを見た』とお伝えください」と書けば、店側も利用件数を確認できます。数量に限りがある場合は上限を明記し、終了後も使えるように見せない配慮が必要です。
投稿と配信を一つの流れで運用する
運用は、準備、当日配信、記録の三段階に分けると続けやすくなります。まず曜日別の来店数や予約数を確認し、弱い時間帯を仮説として決めます。次にInstagramで数日前から利用場面を伝え、当日に空席が確定したらストーリーズを更新します。公式LINEは、特典を出す必要がある日だけ対象と条件を絞って配信します。
効果測定では、Instagramの閲覧数だけで判断せず、プロフィールへの移動、予約リンクの反応、LINEの配信数、クーポン利用数、該当時間帯の来店数を記録します。最初から多くの項目を変えず、画像、配信時刻、特典のうち一つずつ試すと、何が来店につながったかを比較しやすくなります。
天候や周辺イベントにも左右されるため、一度の結果で成功や失敗を断定せず、一般的には数回分の記録を見て判断するのが現実的です。クーポン利用がなくても、計測できなかったのか、本当に利用がなかったのかは分けて残しましょう。
店舗に合う空席対策を一緒に整理しませんか
雨の日や平日の集客は、投稿本数を増やすだけでなく、誰に何を届け、どの数字で確かめるかを決めることが欠かせません。株式会社ネクステでは、Instagramの企画や動画制作から公式LINEの配信設計まで、店舗の営業状況に合わせて整理しています。
自店ではどこから見直すべきか迷う場合は、現在の運用状況を伺ったうえで改善の優先順位をご案内します。まずはSNS運用の無料相談からお気軽にご相談ください。