SNS運用代行は、同じ「月額運用」でも会社によって含まれる作業が大きく異なります。金額だけで決めると、撮影の追加費用や返信の担当範囲などが契約後に判明し、施策の速度が落ちることがあります。
大切なのは、回数だけでなく、誰が・どこまで・いつ対応するかを言葉にすることです。ここでは、撮影回数、投稿本数、返信対応、アカウント権限の4点を、契約前に確認できる形で整理します。
まず「含まれる作業」を一覧にする
見積書の「SNS運用一式」という表現だけでは、企画、台本、撮影、編集、投稿、分析のどこまでが含まれるか判断できません。契約前に工程を分け、発注側と運用会社の担当を一つずつ決めましょう。
最初に確認したい工程
- 目標設定と競合・顧客の調査
- 企画案、台本、撮影指示の作成
- 撮影、編集、確認、修正、投稿予約
- コメント・DMへの返信と社内への引き継ぎ
- 月次報告と翌月施策の提案
さらに、修正回数、承認期限、追加料金が発生する条件も書面に残します。口頭説明だけでなく、契約書や業務仕様書に記載されているかを見ることが重要です。
撮影回数は時間・場所・再撮影まで確認する
「月1回撮影」だけでは十分ではありません。1回が何時間か、何か所で撮るか、出演者や商品の準備を誰が行うかによって、実際に作れる素材量が変わります。
撮影条件の確認項目
- 1回あたりの拘束時間と訪問場所の数
- 交通費、機材費、遠方出張費の扱い
- 雨天、出演者欠席、店舗都合による延期条件
- 撮り直しが無料になる条件と追加費用
- 撮影データや未編集素材の納品有無
たとえば飲食店では仕込み中、美容サロンでは施術前後など、撮れる時間が限られます。一般的には、投稿本数から逆算して必要な場面を撮影表にし、当日の優先順位まで共有すると撮り漏れを減らせます。
投稿本数は媒体・形式・数え方をそろえる
「月12本」がTikTokだけなのか、Instagramのリールやストーリーズも含むのかを確認します。同じ動画を2媒体へ投稿した場合に1本と数えるのか、2本と数えるのかでも契約内容は変わります。
動画以外にも、台本、字幕、表紙画像、投稿文、ハッシュタグ、予約投稿が含まれるかを確認しましょう。BGMや画像など第三者素材を使う場合は、商用利用の確認を誰が担うかも必要です。
運用を止めない決め方
- 媒体別・形式別の本数を月間表にする
- 企画提出、素材提供、初稿、承認、投稿日を決める
- 修正回数と、承認遅れによる翌月繰り越しの扱いを決める
本数が多いほど成果が出るとは限りません。目的に合う企画を継続し、視聴維持やプロフィール遷移、問い合わせなどの指標を見て改善できる体制かを重視しましょう。
返信対応は窓口と判断基準を決める
コメントやDMへの返信は、見込み客との接点になる一方、返金、苦情、個人情報を含む相談など、運用会社だけでは判断できない内容もあります。「返信対応あり」という表現だけで終わらせず、対象と対応時間を明確にします。
- コメント、DM、メンションのどこまでを見るか
- 確認する曜日・時間帯と、一次返信までの目安
- 定型文で回答できる範囲と承認が必要な内容
- 苦情、予約変更、返金、採用応募の引き継ぎ先
- 削除、非表示、ブロックを行う判断者
よくある質問は回答表を共同で作り、判断できない内容は社内担当へ渡す流れにすると安全です。対応履歴をどこに残すかも決めておくと、担当変更時の抜け漏れを防げます。
アカウント権限は必要最小限にする
共有パスワードを渡す前に、各媒体の管理機能で役割を分けられるか確認します。運用会社には業務に必要な権限だけを付与し、登録メールアドレス、電話番号、二段階認証などの重要情報は発注側で管理するのが基本です。
投稿、広告、返信、分析閲覧のどこまで許可するかを一覧にし、無断で権限追加や外部連携をしないルールも設けます。契約終了時は、運用会社の権限削除、共有情報の返却、予約投稿の確認、制作データの引き渡しを行う期限まで決めておきましょう。
自社に合う運用範囲から相談する
良い運用代行は、できることを並べるだけでなく、対応しない範囲や追加費用の条件も説明します。複数社を比較するときは、同じ確認表を渡すと違いが見えやすくなります。
株式会社ネクステでは、TikTok・Instagramの動画制作からLINE公式アカウントの導線設計まで、認知から成約までの流れを踏まえて支援しています。今の社内体制でどこまで任せるべきか迷っている方は、SNS運用の無料相談で状況をお聞かせください。