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SNS運用代行の契約終了で揉めない所有権⁠・動画⁠・引き継ぎ確認ガイド

SNS運用代行を終了するとき、投稿の出来栄え以上に問題になりやすいのが、アカウントを誰が管理するのか、制作した動画を今後も使えるのかという点です。

契約終了後も発信を止めないためには、契約書、各サービスの管理画面、納品データを照らし合わせ、移管完了を双方で確認する必要があります。ここでは発注側と運用会社の認識をそろえる実務手順を解説します。

契約終了時のトラブルは「所有」⁠と「操作権限」の混同から起きる

最初に分けたいのは、アカウントの帰属と、管理画面を操作できる権限です。会社の公式アカウントとして作ったつもりでも、運用担当者個人のメールアドレスや電話番号が復旧先になっていれば、担当者の退職や契約終了後にログインできなくなる恐れがあります。

一方、管理者権限を持っているだけで、動画や投稿文の著作権まで自動的に移るとは限りません。アカウント、制作物、素材、広告設定は別々の項目として確認することが重要です。最終的な権利関係は契約内容や制作体制で異なるため、判断が難しい場合は弁護士などの専門家に確認してください。

終了の相談をした時点で確認する資料

  • 業務委託契約書、申込書、見積書、利用規約
  • アカウント一覧、管理者一覧、外部ツールの契約一覧
  • 納品済みデータと未公開の下書き、制作中コンテンツ
  • 広告費、ツール代、素材費などの未精算項目

アカウント所有権は登録情報と最上位権限まで確認する

TikTok、Instagram、LINE公式アカウントでは、画面上の名称だけでなく、登録メールアドレス、電話番号、復旧先、二段階認証、管理者の構成を確認します。権限名や管理方法はサービスの更新で変わるため、終了時点の公式ヘルプと実際の管理画面を基準にしてください。

安全な形は、発注企業が管理する共有メールアドレスなどを登録・復旧先にし、運用会社には業務に必要な権限だけを付与することです。すでに運用会社名義で開設されている場合は、変更できる項目、移管できない項目、代替手段を双方で書面化します。

アカウント別台帳に残す項目

  • 媒体名、表示名、ユーザーID、プロフィールURL
  • 登録メールアドレス、電話番号、復旧方法
  • 管理者と担当者の氏名、権限の種類
  • 連携中の広告アカウント、Facebookページ、API、予約投稿ツール
  • 次回請求日、自動更新、解約後に失われる機能

パスワードをチャットや通常メールに残す方法は避け、権限招待や安全な共有手段を使います。移管を確認した後は発注側でパスワードと復旧情報を更新し、不要になった運用会社・退職者・外注先の権限を削除します。

動画データは「ファイル」⁠と「利用できる権利」⁠を分けて確認する

完成動画を受け取っただけでは、編集可能なプロジェクトファイルや元動画まで納品対象とは限りません。契約書に、納品物の範囲、納品形式、保存期間、追加費用、著作権の帰属または利用許諾の範囲が記載されているか確認します。

受け取りを検討したいデータ

  • 投稿済み動画の書き出しデータとサムネイル
  • 未投稿動画、台本、投稿文、ハッシュタグ案
  • 必要に応じた元動画、画像、編集プロジェクトファイル
  • 撮影日、企画名、掲載媒体が分かるファイル一覧
  • 出演同意、BGM、フォント、素材サイトなどの利用条件

特にBGMやテンプレートは、SNS内だけで利用できるものや、運用会社の契約中のみ使えるものがあります。出演者、カメラマン、再委託先が関わる場合も、契約終了後の再投稿、広告転用、別媒体への転載、編集・改変が可能かを個別に確認しましょう。「データがあること」と「自由に使えること」は同じではありません。

30日前を目安に引き継ぎ表を作り、完了判定まで決める

可能であれば契約終了日の30日前を目安に、担当者、期限、受け渡し方法、確認者を一枚の引き継ぎ表にまとめます。期間は契約やアカウント数により異なるため、あくまで一般的な準備の目安です。

  1. 棚卸し:アカウント、動画、広告、外部ツール、請求を一覧化する
  2. 権限移管:発注側の管理者追加とログイン・復旧テストを行う
  3. データ納品:フォルダ構成とファイル一覧を付けて受け渡す
  4. 運用共有:投稿予定、承認フロー、返信基準、炎上時の連絡先を共有する
  5. 最終確認:双方が完了項目と未完了項目を記録する

予約投稿、未返信コメント、問い合わせ履歴、LINEの配信シナリオ、タグや計測設定も忘れやすい項目です。個人情報を含むデータは、目的と権限を確認し、必要な範囲だけを安全に移管します。最後に運用会社側のデータ保持期間と削除予定を確認し、受領書やメールで完了の証跡を残すと認識違いを減らせます。

契約前の設計が、終了時の安心につながります

良い運用代行は、成果を出す期間だけでなく、契約が終わった後も企業が運用を続けられる状態を考えます。株式会社ネクステでは、TikTok・Instagram・LINE公式アカウントを横断し、アカウント設計から動画制作、配信導線まで一気通貫で整理します。

現在の契約や権限構成に不安がある方は、契約終了を決める前の棚卸しだけでも構いません。状況に合った確認順を知りたい場合は、SNS運用の無料相談からお気軽にご相談ください。

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